注文住宅で家事ラク間取りを実現するためのポイントとは?詳しく解説!

注文住宅で家事ラク間取りを実現するためのポイントとは?詳しく解説!

料理や洗濯・掃除など、家事は私たちの暮らしに必要不可欠なものですが、できれば効率よくラクに済ませたいものです。注文住宅では、自分たち好みのデザインの家を建てられることが何よりの魅力で、生活動線をしっかりと考慮して設計すれば、家事をラクにできるような間取りにすることも可能となります。

そこで今回は、注文住宅で家事ラク間取りを実現するためのポイントについて解説します。

 

注文住宅建築において重要視される要素と満足度の実情について

注文住宅を建てるにあたり、重要視される点としては、住宅のデザインや性能・安全性などを挙げる方が多いと言われています。国土交通省が2022年に行った調査によると、注文住宅取得世帯が、住宅の選択理由となった設備等について回答した結果は下記の通りでした。

  • 住宅のデザインが気に入ったから:62.2%
  • 高気密、高断熱住宅だから:60.2%
  • 火災、地震、水害などへの安全性が高いから:50.6%
  • 間取り、部屋数が適当だから:44.8%

一方で、各種民間機関や不動産会社などが行うアンケート調査によると、持ち家で不満に感じることとして、多くが間取りに関する不満が上位を占める結果となっていました。このような結果からも、注文住宅において、家の間取りは満足度を大きく左右する要素であることが分かります。中でも暮らしの大きなウエイトを占める家事のしやすさは、家づくりの満足度において、非常に重要と言えます。

 

家事ラク間取りは作業頻度の高い家事を軸に考える

家事ラク間取りを実現するには、作業頻度の高い家事を軸に考えるのが、最も近道と言えるでしょう。ここでは、一般的な生活において最も作業頻度が高いと思われる、以下の3つの家事に着目して、家事の負担を軽減する間取りの工夫について解説します。

  • 料理や洗濯などの水回りの家事
  • 掃除やゴミ出し
  • 買い物などの荷物の搬入

 

水回りの家事をラクにする間取り

多くの家庭において、最も作業頻度が高い家事は、料理や洗濯などの水回りの家事が筆頭となっていることでしょう。この水回りの家事をラクにする間取りの工夫を4つ紹介します。

 

キッチンとダイニングの動線が良い間取り

キッチンとダイニングの位置関係が、動線が良い間取りにできると、調理から配膳・片付けまでの家事の効率が格段に上がります。たとえば、キッチンの横にダイニングが配置されていると、料理の配膳や片付けがやりやすくなります。最近はやりのアイランドキッチンも、動線の回遊性が高く、配膳・片付けの流れがスムーズです。また、キッチンの中では、コンロとシンク・冷蔵庫の3つの位置関係を極力移動が少ないように配置できると、炊事の効率が非常に上がります。

 

キッチンとランドリールームを行き来しやすい間取り

朝の忙しい時間帯に、料理や食器洗いと洗濯を同時進行で行う家庭も多く、キッチンとランドリールームの行き来をしやすくしたいとの声は非常に多いと言われています。キッチンとランドリールームを隣接させるほか、それぞれの部屋が行き来できる動線を2つ確保できると、回遊性が高まり、家事の効率が非常に良くなります。

 

洗濯と物干しの動線がラクな間取り

洗濯をほぼ毎日やる家庭の場合、洗濯した衣類を干す場所が離れていると、負担が非常に大きくなります。ランドリールームとバルコニーを近くに設計できればベストですが、制約があって難しい場合は、ランドリールームのすぐ横にサンルームを設ける方法もあります。洗濯物を干すのに日当たりや風通しは重要ですので、サンルームに風や日光を採り込む、天窓をつけてもよいでしょう。

 

ユーティリティルーム(家事室)を設ける

注文住宅の設計を行う工務店や設計事務所では、ユーティリティルーム(家事室)を提案するところも多くなりました。ユーティリティルームとは、とくに決められた統一の定義があるわけではなく、洗濯物をたたんだり衣類のアイロンがけをしたり、収納などの家事にまつわるさまざまな作業を行える部屋のことを指す場合が多いものです。こうしたユーティリティルームに、クローゼットやパントリーなどの収納機能も兼ね備えて設けると、使い勝手が非常によくなり、水回りの家事ラクに大いに貢献してくれます。

 

掃除やゴミ出しの家事をラクにする間取り

掃除やゴミ出しも、頻度の高い家事と言ってよいでしょう。とくにゴミ出しは、近年各自治体での分別収集などのルールが細かく、どの家庭でも手間のかかっている家事の一つとなっています。

 

キッチンや家事室に勝手口を設ける

キッチンや家事室から直接外に出入りできる勝手口を設けると、ゴミ出しや買い物の食料品を運び入れる際に便利です。とくにゴミ出しは、生ゴミ・資源ゴミ・燃えないゴミなどに分別し、それぞれ違う収集日に合わせて出さなければならず、外に出す頻度が相当増えているはずです。わざわざ玄関を通らずにゴミを外に出せるだけでも、かなり家事の負担軽減につながります。

 

掃除用具などの収納を適切な場所に設ける

どのような掃除用具を使用するかによっても収納スペースは変わりますが、掃除用具がすぐに出せて掃除しやすく、片づけやすい場所に収納を設けることは、掃除にまつわる家事ラクにつながります。各部屋の掃除をするシーンのイメージで、収納場所を検討するとよいでしょう。

 

買い物や荷物の搬入などの家事をラクにする間取り

買い物を頻繁に行う家庭の場合は、さほど負担に感じないかもしれませんが、共働き夫婦など週末にまとめ買いをする家庭では、買った物の搬入や収納もかなり大変な作業となります。

 

玄関からキッチンまでの距離が近い間取り

上述のようにキッチンに勝手口を設けるのが難しい場合でも、玄関からキッチンまでの距離を近くに設計できると、買った食料品などの搬入がかなり楽になります。

 

パントリーやウォークスルー収納などを設ける

パントリーなどの収納スペースを設けることは、まとめ買いした食料品などの搬入を楽にし、キッチンを広々と使え、料理などの家事ラクにつながります。また、ウォークスルー収納のように通り抜けできる収納室を設けると、荷物の搬入から収納や物品の出し入れまでの家事動線の回遊性が高まり、家事ラクに大いに貢献してくれます。

 

まとめ

注文住宅を建てる際には、生活動線を意識し、家事が効率的且つラクにこなせるような間取りで設計することは、満足度の高い家づくりに非常に大切です。とくに作業頻度が高い家事に着目して、間取りの工夫を検討するのが、家事ラク間取り実現の近道となります。今回は、料理や洗濯などの水回りの家事、掃除やゴミ出しの家事、買い物や荷物の搬入などの家事を効率化させる間取りの工夫をご紹介しました。これから注文住宅を建てる方は参考にしてみてください。

「株式会社CRAFT」では、地球環境に配慮した注文住宅をモットーに、健康にこだわる自然素材の住まいづくりをご提供しております。富士見市・ふじみ野市・入間郡で注文住宅をご検討されている方は、ぜひ当社までご相談ください。

 

  • イベント予約
  • お問い合わせ・資料請求
  • Instagramm
  • LINE
  • TOP