ワンフロアなので住みやすい！平屋の間取りのポイントをご紹介

 

平屋のメリット

平屋は一般的な二階建て住宅と比較して、次のようなメリットがあります。

 

バリアフリーな住環境

平屋は一階建てなので、階段を使う必要がありません。高齢者や身体的制約のある人に、バリアフリーな住環境を提供できます。

 

動線が効率的

平屋の間取りは一般的に、動線が効率的であるといえます。階段のない平屋は、部屋間の移動が容易です。さらに無駄なスペースや通路が少ないため、家事や日常生活の動線がスムーズになります。

 

コミュニケーションが取りやすい

平屋は家族全員がワンフロアで生活するため、顔を合わせる機会が多く家族間のコミュニケーションもとりやすいのがメリットです。

 

屋外に出やすい

平屋はどの部屋からも屋外に出やすく、自然を身近に感じられます。庭でお茶を楽しんだりペットを走らせたり、屋外の時間を楽しめるでしょう。また万が一の時は窓から外へ出られるため、防災面でも安心可能です。

 

メンテナンス費用が安い

平屋は外壁の補修や屋根の修繕などのメンテナンスを行う際に、大掛かりな足場を組む必要はありません。そのぶんメンテナンス費用が抑えられるほか、メンテナンスの期間も短くなります。

 

平屋のデメリット

平屋には多くのメリットがあるものの、デメリットもあるため注意しましょう。

 

建築面積の制約

平屋は建物を水平方向に広げるため、狭い敷地では建築面積の制約が生じることもあります。複数階建ての住宅に比べて、同じ敷地面積で広い空間を確保することは、難しい場合があります。また平屋は広い敷地を必要とするものです。複数階建ての住宅では縦に建てることで、土地の利用効率を高められますが、平屋ではそのような利点がありません。そのため敷地が狭い場合や価格の高い土地に建てる場合には、平屋はコスト面で不利になる場合があります。

 

日当たりや風通しが悪いこともある

平屋の住宅が周囲の高い建物や大きな樹木に囲まれている場合、日光が遮られて日当たりも悪くなることがあります。また建物や樹木が風の通り道を遮ることで、風通しが悪くなるかもしれません。周囲の建物や樹木の配置を考慮し、必要に応じて伐採や移動を検討する必要があります。また屋根に窓を設けるなどして、日光も取り入れる工夫をすることも大事です。

 

プライバシーが守りにくい

平屋は一階建ての住宅であり、周囲からの視線や騒音が容易に入り込みやすいのがデメリットです。そのためプライバシーを守ることが難しいといわれることもあります。周囲の建物や道路から直接見られやすいため、内部の活動や個人の行動が、容易に外部へ晒される可能性もあります。隣人や通りからの騒音が屋内に直接伝わりやすいため、外部の音によるプライバシーの侵害が起こるかもしれません。

 

失敗しない間取りのポイント

家を建ててから間取りの失敗に気づいても、修正することはできません。平屋の間取りで失敗しないためには、次のことを留意して決めましょう。

 

収納スペースと居住空間のバランス

平屋は階段下のスペースがないため、収納スペースを確保することが重要です。ウォークインクローゼットやパントリー、収納スペースの工夫を行いましょう。家具や物品の収納に十分なスペースを確保しましょう。ただし収納スペースを増やしすぎると、居住空間が狭くなるため、バランスを取ることが大事です。

 

窓の配置

平屋の間取りにおいて、窓の配置は重要です。適切な窓の配置は、自然光の取り入れや風通しのよさを確保できます。さらに室内の快適さや、視覚的な魅力にも影響を与えます。また道路や隣地との距離や配置を考慮し、他人の目が気になる部屋には、窓の位置や大きさを調整しましょう。

 

動線を短くする

平屋の間取りではオープンプランを活用することで、スペースの一体感を生み出せます。リビングルーム・ダイニングルーム、キッチンをひとつの大きなスペースとして統合しましょう。動線がスムーズになります。家具やインテリアの配置においても、動線を妨げないように注意しましょう。

 

まとめ