スキップフロアの定義とは？メリット、デメリットについて解説！

 

スキップフロアとは？

スキップフロアとは住宅設備の一種で、段差によって新しい空間を作り出せます。たとえば1階と2階の間に作れば、室内を立体的に仕上げられるでしょう。従来の家とは違った、斬新なおしゃれを目指す方におすすめです。スキップフロアは、室内空間に新鮮な雰囲気をもたらします。

スキップフロアは建売住宅よりも、注文住宅で多く見られる注文住宅ではお客さまのこだわりを反映しやすく、スキップフロアをオプションに盛り込みやすいのです。実際に個性的かつ、インパクトを生み出せる設備として注目を受けています。収納スペースとしても使えるなど、住宅の有効活用に役立つでしょう。このようにスキップフロアは注文住宅に新しい可能性をもたらします。

 

スキップフロアのメリット2つ

ここではスキップフロアについて、2つのメリットを紹介します。ひとつは開放的な空間であり、もうひとつは家族との距離感を縮められることです。それぞれを詳しく見れば、スキップフロアが住宅にもたらす効果がわかるでしょう。

 

開放的な空間に仕立てられる

スキップフロアのメリットは、開放的な空間を作れることです。段差で仕切る形なので、室内の採光性を高めやすいといえます。外からの光が届きやすければ、開放的なイメージになります。子どものために明るい家に暮らしたい方は、こうしたメリットが助かるでしょう。

スキップフロアは、吹き抜けと違って床面積の確保に効果的です。吹き抜けは1階の床から2階の天井までのように、縦のスペースを広く取ります。しかしその床面積が犠牲になり、生活空間を広くできません。そのため開放感を得ながら床面積を確保したい方には、スキップフロアがおすすめです。

 

家族との距離感を詰められる

スキップフロアのもうひとつのメリットは、家族との距離感を詰められることです。従来の注文住宅では、部屋同士が壁で仕切られることが多いでしょう。その場合はほかの部屋から、家族の様子を確かめにくいといえます。以上を解決するには、スペースを広く取れる間取りが大切です。

そこでスキップフロアを設ければ、オープンスペースを増やせます。ひとつづきの空間を広く取れるので、家族の存在を身近に感じられるでしょう。積極的にコミュニケーションを取りやすくなるのもポイントです。子どもの勉強や遊びを見守るうえでも役立ちます。家族のために注文住宅を作る場合は、スキップフロアで交流しやすい状況を考えてください。

 

スキップフロアのデメリット2つ

スキップフロアを設ける際は、2つのデメリットに注意してください。建築費用の高額化や、バリアフリーにつながらない可能性です。それぞれの注意点を踏まえながら、対策を考えてください。

 

建築費用が高くなるおそれ

スキップフロアを作ると、建築費用が高くなるかもしれません。従来の注文住宅より設計や建築が難しいからです。スキップフロアのために、合理的な間取りを新しく考えなければいけません。そのため工程が複雑になり、コストの高額化が予想されます。

どうしてもスキップフロアを作る場合は、予算を慎重に打ち合わせましょう。建物内に余分なスペースを作るため、コストの高額化が予想されるからです。予算オーバー対策として、別のこだわりを捨てる必要も生まれるでしょう。以上から、予算の範囲内で間取りを考え直す必要があります。スキップフロアのある注文住宅は、建築や設計が複雑になるため、予算オーバーに気をつけましょう。

 

バリアフリーにつながらない

スキップフロアには、バリアフリーにつながらないリスクもあります。健康面に不安があると、段差間の移動がつらくなるかもしれません。そのため老後に不便になると、不安に思う方もいるでしょう。スキップフロアのある注文住宅を若いうちに建てると、数十年後に上下の移動が厳しくなる可能性があります。

将来的なバリアフリーを考えるなら、補助的な空間としてスキップフロアを考えてください。たとえばそこを客間とすれば、日常的な上り下りをしなくてよいといえます。子どもの勉強スペースや遊び場にすれば、住み始めたときからの有効活用も可能です。

また短時間の昇降運動によって、高齢者の健康を維持できることもあるため、スキップフロアの存在を運動の機会として前向きに考えてもよいでしょう。バリアフリーに配慮する場合は、スキップフロアの用途や考え方を工夫してください。

 

まとめ